ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の母国でもあるボスニア・ヘルツェゴビナはプレーオフの末、EURO本大会出場を逃してしまったが、FIFAランキングは今大会参加チームの中で最も高く(20位)、14年にはブラジルW杯に出場している。ただ、今回のボスニアはローマ(イタリア)に所属するFWジェコやMFピアニッチなど主力選手の大半が来日していない。つまり“飛車角落ちのチーム”だ。実際、準決勝ではPK戦の末に決勝進出を決めたものの、クオリティーが高かったとは言い難かった。FIFAランキング53位の日本にも十分勝機はあるだろう。
それでもハリルホジッチ監督が「たぶん相手のほうが力は上」と警戒を強めるのは、…