攻撃の要所をつぶし、相手に良い形を作らせない。1st最終節・福岡戦(2●0)も、決して良い内容の試合ではなかったが、小笠原の存在感は際立っていた。一人で中盤を切り盛りし、広大なスペースを走り回っていた数年前とは隔世の感がある。1stステージの優勝は、チーム全体の成長を感じさせるとともに、37歳になった小笠原の健在ぶりを印象付ける4カ月でもあった。
それを物語るように、このところチーム内での主将の立ち位置は変わっている。常にチームの変化に目を配ってきた鈴木満常務取締役は、その微妙な変わり様を見守っていた。
「最近は、…