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日本人のメンタリティーを打破する大胆さが必要
――5月に行われたトゥーロン国際大会はいかがでしたか?
「海外の選手のメンタリティーとか、いろいろなサッカーがあるということを肌で感じられたのは良かったと思います。4試合の中で一番悔しかったのは初戦(パラグアイU-21戦・1●2)ですね。相手にしてやられたというか…。ずっとこちらがボールを持って試合を進めている中で、パラグアイは一つの縦パスとか横パスとかを常に狙っていた。そこに南米らしさを感じましたし、終盤の試合の運び方とかファウルのもらい方とかがうまかった。それで、こちらがイラ立ってしまう。それも、彼らは常にそういう戦いをしてきて、習慣になっているからだと思います。サッカーの文化の違いというか、そういう部分をモロに感じたのがパラグアイ戦ですね」
――負けてしまったあとのチームの空気はどうでしたか?
「代表で久しぶりに負けたんですよ。今年、初めて負けたのと、相手が年下というのもあってすごく悔しかったです。ただ、中1日で試合があったので、すぐにその悔しさをぶつける場所があった。そういう意味では、助かりましたね。気持ちも切れることなくやれました」
――パラグアイと同じくU-21で臨んできたイングランドはいかがでしたか?
「対戦した中でイングランドが一番強かったです。うまさはもちろんあるんですけど、完成されているというか。アフリカとか南米のチームはルーズさもあってちょっとしたスキもあるんですけど、…