手探りで始まった寄り添う復興支援
2011年3月11日の東日本大震災発生から、5年と4カ月が経った。少しずつ復興の道を進んでいる場所もあれば、まだまだ厳しい場所もある。そしてこの間には、今年4月の平成28年熊本地震のような自然災害が新たに発生した。その中で、復興や減災への取り組みにフットボールをとおして向き合い、日々努力している人たちがいる。
手倉森浩氏もその一人だ。双子の兄・手倉森誠氏(リオ五輪日本代表監督)とともに住友金属(現・鹿島)やNEC山形(現・山形)でプレーし、引退後は山形や仙台で指導者として経験を積んだ。
その手倉森浩氏は13年2月から、…