MVPは横浜FMのバブンスキー。GKの活躍も目立つ／J1第2節ベスト11

　J1第2節のMVPは、札幌戦で2試合連続ゴールを決めた横浜FMのダビド・バブンスキー。齋藤からの浮き球のパスをダイレクトで合わせたシュートはまさに圧巻。チームに勢いを与える2試合連続の先制ゴールだった点も価値が高い。MIPはG大阪の長沢。11年以来勝利がない“鬼門”日立台で2得点を奪い、今季リーグ戦初勝利を手繰り寄せた。ベストイレブンは[4-2-3-1]で選出。GKはFC東京の林、G大阪の東口、神戸のキム・スンギュなどの活躍も光ったが、試合終了間際のPKをセーブし、勝利の立役者となった鹿島のクォン・スンテを選んだ。DFには加入後初ゴールを決めた神戸の渡部(システムの関係上、CBではなく左SBに配置)、幾度も好フィードを見せた浦和の遠藤、先制点を叩き込んだFC東京の森重、勇猛果敢なプレーを見せ、正確なクロスでアシストも記録したG大阪の初瀬をチョイス。ボランチでは浦和の青木と清水の六平が出色のプレーを見せた。青木は自らのボール奪取から3点目をアシスト。六平も効果的な縦パスを配球し、守備でもチームを助けた。攻撃的MFには決勝点を奪った仙台の奥埜、今節MVPのバブンスキー、快勝の口火を切った浦和の武藤を選出した。1トップはMIPにも選んだG大阪の長沢。特に初瀬のクロスに体を開きながら合わせた2点目は難易度の高いゴールだった。ベストイレブンからは漏れたが、横浜FMの齋藤や仙台の石原も2戦続けて印象的な活躍を見せている。