Feature 特集

森保一再検証/徹底比較 森保一と歴代監督は何が違う?

2020/4/8 12:48



日本が初めてW杯に出場した98年以降、日本人として初めて“4年後”を託された代表監督、森保一。歴代の監督と比較して見えてくる指揮官の特徴とは。

“色”なき指揮官。求心力は落ちていないが、そろそろ求められる強い発信力

 不安や疑問の視線が注がれる。チーム作りや采配面で厳しい声が飛ぶようになってきた。旗色が悪い。森保ジャパンの現状は、そう言っても差し支えないだろう。
 メッセージ性の弱さが、その一因だ。過去の代表監督のほとんどには、独自色が存在した。外国籍指揮官を思い出してほしい。フィリップ・トルシエ監督の“フラット3”は懐かしい。自由と奔放の線引きができなかったジーコ監督はここでは除いて、イビチャ・オシム監督の思考力と運動量をハイブリッドで出力するサッカーには一つの理想形を見た。アルベルト・ザッケローニ監督のチームは、W杯に向けて日本が初めて組織的な守備と攻撃スタンスの両面を突き詰めようとした。ハビエル・アギーレ監督は約半年という短期間ながら、オシム体制以来となるプレーの“質と量”が高いレベルで共存する戦い方を志向した。そして、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の“デュエル”。結果的に日本人には馴染まず、W杯での指揮もかなわなかったが、強度を前面に出したサッカーこそが「世界的な潮流だ」と断言し続けた。

続きは以下のサービス
でご覧になれます。

ELGOLAZOが総力をあげてJリーグ・日本代表情報を深く、鋭く、そしてどこよりも熱くお届けします!

関連カテゴリ

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会