リーグ戦最終節を待たずしてACL出場権を確保したこともあり、横浜FMのストーブリーグは例年より動きが早く、戦力拡充のために手数も多かった。チーム関係者によるとこのオフの補強ポイントを「左SBと前線のアタッカー」に絞っていたようだ。
まず左SBについてだが、今年で41歳となるドゥトラが引退を申し出ていた経緯があり、その結論に関係なく補強が必要となった(後に契約更新)。そこで最初に獲得を目指したのが新潟の韓国代表SBキム・ジンスだったが、多額の違約金を必要とするため断念せざるを得なかった。次に大宮の下平匠の獲得を目指し、こちらを成就させた。左利きの左SBにターゲットを絞った補強は理にかなっている…