■浦和レッズ
相手は関係ない。浦和は昨季とは異なることを見せなくてはいけない
ペトロヴィッチ監督をはじめ、多くの選手がかつて在籍していたチームとの対戦となる。過去にもさまざまな点に注目が集まってきたこのカードだが、浦和にとっていま最も大事なことは、相手がどこであろうと勝ち点3を得ることのみだ。
何度も言ってきたが、昨季の中断明けは、勝ち、引き分けのあとに連敗した。今季は連勝、2連続引き分けのあとに敗戦。勝ちと引き分けの数こそ違えど、勝ち、引き分け、敗戦という順番は変わらない。ここで連敗してしまえばまさしく昨季と同じであり、一気に下降線をたどる危険性もはらむ。それだけは避けなければならない。西川が「チームの結果が出ていないときが一番大事」と言えば、槙野は「内容が良いだけに結果が付いてきていないもどかしさがあるけど、…
■サンフレッチェ広島
辛抱強く守り、サイドを生かして勝機を探る。指揮官の采配も大きなカギ
前節・鳥栖戦は「もう一度、自分たちのやるべきことを確認できた」(森保監督)意味で大きな一勝となった。自軍に守備ブロックを形成する時間が長く、能動的な試合だったとは言えなかったため、「もっと良いサッカーができる」という思いはチーム全体にある。しかし、8試合ぶりに完封し、0-0で試合を進めて勝機を見いだしていくといった、結果を出していたときの試合展開を取り戻せたことは大きい。
よって、今節の広島も守備を重視した戦いになりそうだ。「ポゼッション率も高いが、カウンターをしかけたときのアイディアは非常に豊富なチーム。できるだけ速攻を食らわないようにしたい」と森保監督は浦和の脅威を語る。…