圧倒的勝利の浦和。ダービーでのダブルは“あの2006年”以来
4-0での完勝。浦和はスコアだけではなく、内容の面でも圧倒した。首位と17位、ほぼ真逆の位置にいる両チームの対戦だった。「ダービーに順位は関係ない」。それは定説ではあるが、今回は全くもって順位の差が示すような展開となった。
「レッズが今シーズン求めるスタイルが今日は出ていたと思う」。そう話したのは森脇だったが、浦和はマンツーマン気味に守ってきた大宮に対し、連動した攻撃でスペースを突いていくと、ボールを失っても素早い切り替えで敵陣にて奪い返す。序盤から圧倒的にボールを支配し、攻撃をしかけ、大宮に何もさせない展開が続いた。チャンスを作りながらも得点できなかったのは事実だが、「時間の問題だなと思った」のは平川だけでも選手だけでもなく、見ている側も同じだっただろう。そして33分、…