シュート数は同数も新潟のシュートは枠をとらえず
5-0というスコアだけ見れば、今節の中で最もワンサイドゲームであった印象を受けるだろう。リーグ戦の再開後7試合で計18得点を叩き出していたG大阪が自慢の攻撃力で新潟を粉砕したかのようだ。しかし、堅守の新潟の敗因は出場停止のレオ・シルバと大井という二人の守備の軸ではなく、前線の選手の質によるものだった。
「30分までは危ない場面もあった」と長谷川監督が振り返ったように、立ち上がりから主導権を握ったのは新潟だ。指宿が前線で起点となり、G大阪を押し込むと24分には岡本が抜け出しながらもシュートは枠さえとらえない。一方で、勝負強さを見せたのがここ2試合勝ち星から遠ざかっていたG大阪だ。5連勝を支えた原動力は先制点を許さない粘りと、拮抗した局面を一変させるセットプレー。31分には…