''アギーレ監督も讃えたリズム感のあるゲームに
「先制点が重要になる」。試合前、柏の選手たち''はそう口をそろえていた。前回対戦で0-3と敗れたことも、頭の中にはあったのだろう。守備の堅い甲府に対し、先に失点するとブロックを敷かれ崩すことが難しくなる。逆に、先制点を奪えば、どうしても相手が前へ出ざるを得なくなり、そのぶん、スキも生まれる。
序盤、甲府が高い位置からプレスを掛けてくる中で、「うまくボールが回らなかったり、少しバタバタした感じはあった」(近藤)。なかなかショートパスをつなげず、リズムをつかめなかったが、それでも一本の縦パスから先制点を奪ったのは柏。20分、ボールを受けた工藤は、相手DFの対応の悪さもあったが、うまくかわして6試合ぶりとなる貴重なゴールを決める。…