終盤、互いに譲らず痛み分けに終わる
システム変更がこの試合のポイントだった。2試合連続で3失点を喫していた清水はイ・キジェの出場停止もあり、この試合で[3-4-2-1]を採用する。5バック気味にブロック守備を形成し、そこからカウンターに持ち込む狙いだった。「前半はとにかく無失点で」と言う大前の言葉どおり、鳥栖に押し込まれる場面はあったが後ろに人数をかけたぶん、互いの距離感が縮まりしのぐことができた。カウンターで脅かす場面もあり、前半はシステム変更が奏功した展開だった。
しかし、56分、自陣深い位置でノヴァコヴィッチが落としたボールを水沼にさらわれ得点を許してしまう。崩されたわけではなくミスから痛い失点を喫する。ただ、清水はここからシステム変更で巻き返す。…