やはり格別な勝利である。昨季に続き、ホームでのダービー完勝。昨季は浦和が3位、大宮が9位という状況だったが、今回は首位として残留争いをする大宮に完勝し、2位以下との差も広げた。その力の差を存分に見せ付けた試合だった。
ダービーにしては少し寂しい42,308人という観客数ではあったが、それでも第20節・広島戦までのホーム観客数の平均(無観客試合含む)より8千人ほど多く、最近では空席も目立つようになった北ゴール裏も埋まり、スタジアムの雰囲気もダービーらしかった。梅崎の先制点が決まった瞬間の音量は爆発的。試合後、勝利したチームへ送られるコールの声援もすさまじく、中断明けは初めてとなる試合後の『We are Diamonds』の合唱では北ゴール裏一面がオフィシャルフラッグ、タオルマフラーで埋め尽くされた。最も一体感が生まれたのはヒーローインタビュー時の森脇に対する“愛のあるブーイング”だったのもまた一興だろう。
もちろんスタジアムの雰囲気だけではない…