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代表国際親善試合
9/5(金) 19:25 @ プレド

日本
0
0 前半 1
0 後半 1
試合終了
2
ウルグアイ

Report マッチレポート

[4-3-3]はまだまだ未完成。アギーレ体制はウルグアイに0-2の黒星スタート

2014/9/5 21:25 4

 ハビエル・アギーレ監督率いる新生・日本代表の初陣となるウルグアイ戦当日を迎えた。5日の札幌は爽やかな晴天に恵まれ、札幌ドームのチケットも完売し、新たなチームの門出にふさわしい舞台が整った。

 アギーレジャパンは1日から札幌合宿に突入。初日は国内組を中心とした16人のみの参加だったが、2日目には合流が遅れていた本田圭佑(ミラン)、長友佑都(インテル)ら欧州組7人が加わり、ようやく23人全員が揃った。しかし非公開となった3日目の戦術練習後、4年間キャプテンマークを巻いてきた長谷部誠(フランクフルト)が左ひざの違和感を訴えて離脱。結局、22人でこの試合に挑むことになった。

 新指揮官は非公開の3・4日に自らがベースと考える[4-3-3]の基本コンセプトを選手たちに植え付けた。「2~3日で詰め込むだけ詰め込んだんですけど、約束事はホントに最低限。コンパクトに保つこととか、切り替えをとにかく速くしないと相手チームは速いぞというところとかを言われた。バランスが大事だと思う」と田中順也(スポルティング)も話していたが、そういう基本中の基本をどうピッチ上で実践していくか。そこが重要ポイントになると見られた。

 注目のスタメンだが、GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)、DF(右から)酒井宏樹(ハノーファー)、吉田麻也(サウサンプトン)、坂井達弥(鳥栖)、長友佑都(インテル)、アンカーに森重真人(FC東京)、右インサイドハーフ(攻撃的MF)に細貝萌(ヘルタ・ベルリン)と左に田中、3トップの右に本田、左に岡崎慎司(マインツ)、中央に皆川佑介(広島)の[4-3-3]。初代表の坂井と皆川をいきなり先発に抜擢し、アンカーには有力視された細貝ではなく森重が入るという驚くべき構成。キャプテンマークも本田が巻くことになった。対するウルグアイは[4-4-2]。ゴディン(アトレチコ・マドリード)やカバーニ(PSG)、ゴディンら2014年ブラジルワールドカップの主力とともに、ロラン(ボルドー)ら売り出し中の若手もピッチに立った。基本布陣は[4-1-4-1]だ。

 格上のウルグアイの攻めをいかに耐え、得点につなげていくかが注目点だったこの試合。日本は手堅い入りを見せた。ザッケローニ監督時代のような前線からの激しいプレスは自重し、攻撃陣と守備陣の距離感をコンパクトに保って前後左右に動くという形で相手を迎え撃った。攻撃時には森重が下がってビルドアップに参加し、酒井宏樹と長友の両サイドバックが高い位置を取り、[3-4-2-1]になる。そしてトップの皆川をターゲットにしながら、本田や岡崎、田中らが絡んで攻めていく。臨機応変さがアギーレスタイルの特徴なのだろう。

 日本の最初の決定機は前半17分、左サイドをえぐった岡崎のクロスにゴール前で皆川がドンぴしゃりのタイミングでヘッドを放ったシーンだった。これは完全フリーだっただけに決めなければならなかった。が、皆川の前線での存在感が今後の日本にとって大きな武器になりそうな予感が漂った。

 守備陣もお互いにカバーを意識しながら粘り強く守っていたが、34分に手痛いミスが出てしまう…

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