アギーレジャパンが札幌で初陣を迎えたが、結果は0-2の完敗。ほとんどがブラジルW杯に選ばれたメンバーで同じスタッフの下で戦うウルグアイとの間にはやはり差があった。しかし、その中でも収穫、そして課題はあった。アギーレジャパンの初陣をさまざまな角度から振り返る。
アギーレ色を出した先発メンバー
日本代表、リスタートのとき。多くの耳目が、アギーレジャパン初陣の地・札幌に集まった。
エース、ルイス・スアレスを欠くも、W杯出場メンバーの多くがプレーしたウルグアイ。体制を継続するセレステ(ウルグアイ代表の愛称)と、新たな第一歩を踏み出すサムライブルーの間に、完成度の差があるのは当然だった。「準備期間は短い。ただそれでも勝負には勝ちたい」と意気込んだハビエル・アギーレ監督だったが、ザックジャパンが初戦でアルゼンチンを撃破した4年前の再現とはいかなかった。
先発メンバーは初選出のDF坂井達弥、FW皆川佑介の抜擢、DF森重真人のアンカー起用などわれわれを驚かせた。初戦からいきなり自分色を出してきたところは、メキシコ、スペインと渡り歩いてきた指揮官の自負やプライドを感じさせた。
結果的には…