意外だった。ハビエル・アギーレ体制の初陣となったウルグアイ戦とベネズエラ戦。2試合のいずれかで西川が出ることを予想、期待したのは浦和に関わる人だけではなかっただろう。
もちろん、それは西川自身も同じだ。「出る準備はしていたけど、監督の気分が変わっちゃったんですかね?」。冗談交じりで話したが、「まだチャンスはあるし、どんどんトライしていきたい」と続けた。過去4年間で確固たる代表メンバーとしての地位は築いた。しかし、川島の壁は高かった。それはアギーレ監督になってもいまのところ、変わっていない。今回の合宿を通じてあらためて感じたことを問うと、「スペイン語を学ぼうかな」と笑顔で話した。その瞬間は冗談かと思われたが、一転して真剣な表情になると…