■横浜Fマリノス
樋口監督が示した今後への指針
横浜FMは先日のナビスコカップ準々決勝・柏戦で2連敗を喫し、敗退した。すでに天皇杯では姿を消しており、残すはリーグ戦のみ。そのリーグ戦も現在10位とモチベーションを保つのが難しい状況にある。
そんな折、樋口監督は今後の指針を明確に示した。当面の目標は勝ち点2差と手の届くところにある5位の席だ。指揮官は「まずはそこを目指す」と力強く語った。リーグ戦では現在3連勝中と波に乗りかけている。その波をさらに大きなものにして、上位4チームを除いた第2グループの先頭に立ちたい。
次の目標が『ACL出場権獲得』である。…
■名古屋グランパス
よりゴールへ直結する戦い方への昇華
順位は14位。降格圏の16位との勝ち点差もわずか『4』である以上、予断を許さぬ状況であることは間違いない。しかし、直近のリーグ戦は3試合負けなし。選手たちからは「一時に比べれば攻守で違う姿が見える」(楢﨑)と手ごたえの言葉が聞こえるように、名古屋はいま大きく変化し始めている。
名古屋のコンセプトは“攻守にアグレッシブなサッカー”である。それはシーズン開幕時から変わっていないものの、よりゴールに直結する戦い方へと昇華されてきた。…