■ヴァンフォーレ甲府
狙いを共有して前から奪いに行けるか
「このタイミングでナビスコの準々決勝に勝ち進んでいたら、チームは崩壊していた」と城福監督が口にする理由は、けが人の多さ。甲府は第18節・徳島戦から、毎試合一人ずつ負傷離脱者が出るような状況が続いている。前節・柏戦でもMFマルキーニョス・パラナが負傷。「鳥栖戦も含めてこの4試合が底と思いたい」と指揮官が嘆く駒不足の状態だ。出場選手の選択について、城福監督は「もう一回フラットに、どういうメンバーで最大値を出すか考えたい」と口にする。「鳥栖よりハードワークしないと2位のチームに勝てるわけない」(城福監督)となれば、…
■サガン鳥栖
天皇杯で負傷者。不安要素は尽きない
天皇杯4回戦ではともに120分間を戦い抜いた両者。中2日での連戦になるが、条件は同じだ。しかし、鳥栖はリーグ戦の主力を起用した上での敗戦であり、疲労が心配される。また、金井や菊地が天皇杯で負傷。甲府戦の出場を視野に別メニュー調整が続いている丹羽も含めて、出場できるかどうかは微妙だ。そして天皇杯では終始、J2の山形に主導権を握られ、鳥栖本来の運動量や縦の速さなどが発揮できなかった。不安要素は尽きない。
タイトル獲得を目標に掲げた今季だったが、ナビスコカップでは予選リーグ敗退。天皇杯も敗れ、残されたタイトル獲得の可能性はリーグ戦のみとなった。だが、…