Feature 特集

それぞれの代表デビュー後

2014/9/15 14:30 0

鮮烈のゴールから4日/FW 14 武藤 嘉紀(FC東京)



 9日の日本対ベネズエラ戦で鮮烈な代表初ゴールを奪った武藤。そんな彼を一目見ようと、味の素スタジアムに集まったファンも多く、前売りの時点では約1万4000枚にとどまっていたチケットの売上枚数も、当日券が予想以上に伸びて観客数は約1万9000人にまで上った。

 期待を一心に受けて試合に臨んだ武藤だったが、前半はチームの低調な出来とともに沈黙する場面が続いた。後半に入ると、神戸の足が止まり始めたことでスペースが生まれ、左サイドに流れてから何度もゴールに向かった。そして70分にはペナルティーエリアに侵入し、エドゥーに折り返したボールがPK獲得へとつながった。ただ最後までゴールは生まれず。「これからも1試合、1試合、Jリーグに集中したい」とさらなる活躍に気持ちを注いでいた。(西川 結城)

代表での10日間を刺激に/MF 10 森岡 亮太(神戸)



 代表帰りの森岡のプレーは、卓越したキープ力と味方の動き出しに合わせたスルーパスという、いつもの背番号10の輝きに満ちた。特に印象的だったのが48分のプレーだ。シンプリシオが森岡を使って得意のワンツーを試みる。崩しに強いこだわりを持つ森岡にとって、中央突破は最高の瞬間だったはずだが、選択したのはサイドを駆け上がる高橋へのパス。敵のマークやタイミングを考慮しただけかもしれないが、“サイドを使う”というチームの総意を忠実に実行したとも言える。試合後、懸念されたコンディション不良を一蹴。「良いサッカーをできていたので、キツイと感じなかった」。代表での10日間を刺激とし、今節ではサッカーの楽しさを体感した。チームを勝利に導く唯一無二の選手になるために、森岡の視野は広がっている。(小野 慶太)

EG 番記者取材速報

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