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なでしこガーナに大勝。目線は仁川へ

2014/9/15 14:00 0



2014.9.13(土) 日本女子代表 5-0 ガーナ女子代表
NDソフトスタジアム山形

前半主力が5得点も、後半のメンバーは決め切れず

 体調不良で出場を回避した岩清水梓を除き、今回の招集メンバーの主力で先発を固めた日本は、前半だけで5得点。開始15秒にディフェンスラインの裏に抜け出した髙瀬愛実がループシュートを決め、11分には宮間あやとのワンツーから阪口夢穂が追加点。7分後、川澄奈穂美のクロスに髙瀬が巧みに合わせて3点目。その後も長船加奈の代表初得点、中島依美のミドルシュートと得点を重ねた。来年の女子W杯カナダ大会への予選を兼ねたアフリカ選手権を10月に控えるガーナは、ディフェンスラインの無秩序さと、ボールの取りどころを定められず四苦八苦。前線の初招集FW増矢理花を何度もフリーにした。

 日本は中1日でアジア大会初戦を迎えることを考慮し、後半開始から若手5選手をピッチに送ると、ゴールラッシュはストップ。前半の10本に対して後半は15本のシュートを放ち最後までボールを動かしたが、5-0で90分を終えた。

 凱旋試合となった山形県出身の佐々木則夫監督は「前半も後半もイメージどおりの攻撃はできたが、後半は決め切れなかった」とする一方、「途中からはけがにつながりそうな空気があったので、無理はさせず」と、アピールに走りそうな若手選手を制しながら、アジア大会本番に目を向けさせた。また、試合前には代表100試合出場(104試合出場10得点)を達成した岩手県出身・岩清水に花束が贈呈されるセレモニーがあり、東北のファンにとって印象深い、山形でのなでしこジャパン初開催試合だった。

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