ユニバーで3-1。意志を統一させて攻守に冴え
3発快勝を飾った神戸、その始まりは空中戦だ。
「相手の最終ラインを下げることを狙った」(高橋)立ち上がり、前線にロングボールを送り込む。地上戦の旗手であるはずの森岡もまた、積極的にロングボールを呼び込んだ。11分、その森岡がシンプリシオのフィードを引き出し、マルキーニョスやペドロ・ジュニオールがこぼれ球をマイボールにするロングボール戦術の定石を体現。清水DFのミスを誘発し、最後はペドロが先制弾につなげた。
さらに39分、今度は地上戦で魅せた。敵陣中央にいた森岡が巧みなキープから横パスを送る。それを受けた田代はシンプリシオへ落とし、その刹那、相手最終ラインの背後にマルキーニョスが躍り出た。シンプリシオのラストパスを受けた背番号18は、…