「今日の守備を続けていけば、毎試合必ず勝ち点が取れる。そう思わせてくれる献身的な守備が失点ゼロにつながった」。城福監督は試合後の記者会見で、まず甲府が見せた試合内容について胸を張った。
甲府は連戦の中で、前節・名古屋戦(0●2)から先発を4名入れ替えた。プロビンチアがタレント軍団を上回れる数少ない要素が、ハードワークと結束。甲府はフレッシュなメンバーで序盤から動き回った。加えて、「(神戸の)クオリティーの高い前線をいかに孤立させるか、コンビネーションを作らせないか、(プレッシャーに)行けないときにどういうポジションを取るかにこだわった」(城福監督)という守備組織が機能し、相手の攻め手を奪うことに成功する。
奪ったあとの狙いも明確だった。1トップにクリスティアーノを起用したことで、…