■川崎フロンターレ
首位・浦和との勝ち点差は『6』。勝利必須の一戦
首位・浦和と6つ離れた勝ち点差は、そう簡単には縮めることができない。そう考えるとこれまで幾度も首位奪還のチャンスを逃してきたことが悔やまれる。ただ、シーズン終了時にそうした思いを抱くことだけは避けたい。そのためにも、川崎Fがやるべきことは、とにかく勝ち点3を積み重ねることだ。「残りは9試合だけど、そうではなく1試合1試合をそこ(優勝)に向かって戦っていく。それだけ」と大久保は語気を強める。
「この時期で上位に、ましてや2位にい続けられるのはフロンターレとしてあまりない」と登里は語ったが、…
■ベガルタ仙台
必要なのは特別な技術ではなく、勝ちたいという強い気持ち
仙台は5連敗という深刻な状況にある。幸運にも得失点差によって前節・鹿島戦(0●1)後、順位は下げずにすんだが、運や他チームの動向を気にするより先にすべきことがある。残留争いを抜け出すには「苦しい状況を打開していくのは自分たち。下を向いていても仕方がない」とリャン・ヨンギが言葉に力を込めたように、自らの自信と強さを取り戻すことが第一だ。
鹿島戦は前後半でまったく違うチームとなってしまった。「何よりまず自分たちの(試合の)入りが悪かった」と野沢。前半の仙台は攻守ともに鹿島に圧倒され、1失点ですんだのが不思議なくらい決定機を作られてしまった。しかし、…