ミスが多く、仙台の強固なブロックを崩し切れず
「3日間、対川崎Fの準備をしてきた」と仙台の渡邉監督。それに対し川崎Fがまったく太刀打ちできなかったかと言われれば、決してそうではない。ただ、崩し切ったかと言われると、それもまた違う。
「これだけパスミスが多ければなかなかうまくいかないし、ボールをこれだけ失ってしまえば、われわれが思ったことを表現することはできない」。風間監督のこの一言が、この日のホームチームのすべてを物語っている。数多くチャンスを創出しながら相手を仕留めることを目的として試合を運ぶのが川崎Fのスタイルだが、この日は決定機を多く作ることができなかった。その要因は風間監督の言葉にあるように、相手ではなく自分たちの問題。…