「連敗しないこと」。現在の浦和で最も直近の優勝経験がある西川は、その経験から優勝するために大事なことについてそう繰り返しきた。そしていま、浦和が首位に立つ大きな理由にもそれが当てはまる。
今季の浦和は、リーグ戦はもちろん、すべての公式戦に対象を広げても一度も連敗していない事実がある。それだけではない。今季のリーグ戦で敗戦したあとは、いずれも勝利してきた。「このチームは敗戦から学ぶ」と2012年から槙野を中心に多くの選手が話してきたが、学ぶだけでなく、確かな結果を残すことができている。
連敗していない要因は、自分たちのサッカーに自信を持ち、ブレずに戦えているからにほかならない。槙野は「しっかり自信を持つこと。ここまで来るとメンタルが大事」とした上で、「その自信は1試合で失われるモノではない」とした。前節のC大阪戦(0●1)も確かに敗戦したが、内容の面で決して相手に劣ったわけではなかった…