オフ・ザ・ボールの動き出しで勝負
待望の代表入りをついに果たした。加入2年目の11年に12得点を挙げて以降は数字の面で苦しい時期が続くも、今季はここまでで10得点。
「まだまだ取ってもらわないと」と主将の中村憲剛はやや厳しく評価をしているが、多彩なゴールパターンでネットを揺らし、大久保嘉人と切磋琢磨を続ける今季の小林悠は明らかに一つレベルを上げた感がある。
中村が言うとおり、確かに決定機を逃す場面も多い。だが、最大の武器である“オフ・ザ・ボールの動き出し”の水準は毎試合高く、好調時には誰も彼を捕まえることができない…