■アルビレックス新潟
圧倒的なホームアドバンテージを生かして、今季初の連勝を目指す
ホームの利が如実に結果に結び付いているカードだ。新潟と川崎FのJ1対戦成績は新潟の8勝1分10敗と負けが先行。ただ、ビッグスワンでは7勝1分1敗と大きく勝ち越している。新潟は、ホームの力をバックに5戦負けなしの川崎Fを止めにかかる。
新潟、川崎Fともにパスをつないでゴールを狙うポゼッションスタイル。戦術面の違いはあるが、チームの方向性は近い。だがリーグ2位タイのゴール数を誇る川崎Fに対して、新潟はワースト2位タイ。現時点での得点力の差は確かに存在する。パス成功率も川崎Fが上回るが、…
■川崎フロンターレ
不穏な空気と焦る気持ちを断ち切る。「やることをやれば勝てる」(大久保)
背水の陣と言うには大げさかもしれないが、初タイトル獲得のために“残り8試合で一つも落とせない”という思いはチーム内に相当強い。その決意を加速させたのが、前節の仙台戦(1△1)だ。「あそこで勝てなかったのは痛かった」と田中が語るとおり、ドローで終わったがゆえに、敗戦を喫した浦和との勝ち点差を『6』から『5』に縮めるにとどまった。そして、順位は3位へ後退。その不穏な空気と焦る気持ちを断ち切るためにも、今節の勝利は“絶対”だ。
ポイントになるのは、…