65分、相手のCKをはね返したところから生まれたカウンターのチャンス。山口慶から中央でパスを受けたキム・ヒョヌンは左サイドの町田にボールを預けると、そのままゴール前へと突進していった。
「(幸野)志有人が前に抜けたから、僕は志有人からのクロスに備えて入って行った」(キム)
果たして、幸野から完璧なお膳立てを受けたキムは、左足でダメ押しとなる3点目を流し込んだ。
シーズン中盤以降、キムの充実ぶりは明らかだ。ハイボールを放り込まれれば183cmの身長よりも高く感じられる打点のヘッドではじき返し、裏に出されたボールには脚力の強さを生かした加速で食らい付く。相手からしたら厄介この上ない存在だ。
ただ、それ以上に特筆すべきは…