90分間攻め続け、すべてで上回った山形。準決勝へとコマを進める
準々決勝唯一となるJ2勢同士の対戦は、ブロックを構築した北九州が守り、その外側から山形がボールを回して攻め込む構図が90分をとおして変わらなかった。シュート数では山形が22対5と圧倒。一方で得点は、79分に川西が挙げた1点にとどまった。攻撃力を発揮しながら得点に結び付かない今季を象徴する内容だったが、山形が史上初のベスト4入りを果たした。
前半、山形が攻めあぐねた原因は明白だった。「バイタルエリアにボールを入れたときに、あまりにもミスが多過ぎた」(石﨑監督)。後半の山形はシンプルにサイドへさばき、…