■大宮アルディージャ
相性の悪さは関係ない。渋谷体制での勝負強さを、この試合でも見せられるか
リーグ戦ここ5試合で4勝1敗と、無類の勝負強さを発揮している大宮。前節・甲府戦(1○0)の勝利でついに降格圏を脱出しており、今節は残留圏を確固たるモノとしていく戦いの始まりとなる。
渋谷監督が就任してからこれまでの戦いを振り返ると、力のあるチームに対してはボールを支配する展開には持ち込めていない。リーグ戦5試合のうち残留争い直接対決を除く2試合、第23節・鹿島戦(2○1)と第25節・川崎F戦(1●3)は結果こそ違うが、いずれも劣勢の時間帯が長く苦しい展開だった。6位・FC東京と対峙する今節も、耐え忍ぶ時間帯が長くなる可能性は高い。
ただ、守備に関しては完成度が加速度的に高まっており、押し込まれたからといって慌てることはないだろう。つまり、…
■FC東京
一度止まった歩みを、また進めていくために。中盤には選手が復帰
無敗記録は14試合でストップ。前節・仙台戦(0●1)でひさびさの敗北を喫したFC東京だが、一度止まった歩みを再び進めなくてはならない。
そんなチームに朗報が。けがで戦列を離れていたDF加賀、MF東、三田がリーグ戦のなかった先週から練習に合流している。負傷期間の最も長かった加賀はまだ試合復帰には時間がかかりそうだが、東や三田は臨戦態勢にある。「先発でも途中でも、万全の準備をします」と三田。左足首を慢性的に痛めている米本の状態もあるだけに、ここにきて中盤の選手たちがこぞって戦線に戻ってきたことは大きい。
Jリーグ勢最多の4名が今回の日本代表に選出されていただけに、…