
代表初先発の相手がブラジル田口らは過酷な選抜テストを受けさせられた
確信犯的な選手起用
まったく一方的な試合となってしまった。いや、これを「試合」と呼ぶべきかどうかと疑問に思う。それほどの格の違いを見せ付けられた。
考えてみれば、当然の結果である。なにしろ、本田圭佑や長友佑都といった中心選手をベンチに置き、代表経験のほとんどない若手を並べたのだ。代表に選ばれたこと自体が驚きのような選手が、ブラジルと戦った。
しかも、ブラジルは中2日の強行日程であるにも関わらず、北京でのアルゼンチン戦とほぼ同じメンバーだった。チームとしての完成度は高く、ネイマール、オスカル、ウィリアンらが次々とポジションを入れ替えながらも、まったくバランスを崩すことがなかった。そして、アルゼンチン戦で2ゴールを決めたタルデリの中途半端なポジション取りも非常に厄介なものだった。この強力な2列目を、代表初先発の田口泰士だけで止められるわけがない。
救いは…