千葉のパワーに呑み込まれた。それに尽きる。
群馬のゲームプランは間違っていなかった。この日のポイントは、青木孝の左サイド起用だった。谷澤、中村といった千葉の左サイドを警戒した秋葉監督は、通常は右サイドに位置する青木孝の守備を軽減するため逆サイドに配置。攻撃のタクトをふるう背番号7をフリーにした上で、千葉の攻撃を[4-4-2]のブロックで受けてリズムを作っていく。
群馬がギアを上げたのは15分からだ。核弾頭のダニエル・ロビーニョをスペースへと走らせて千葉守備陣を引き付けると、幅を使った攻撃を展開。5位・千葉に対して、真っ向勝負をしかけていく。
先制点はセットプレーから生まれた…