生き残ったのは大分。献身的な男たちが絡んだ劇的決勝点
残り5試合にして勝ち点で並ぶ7位と8位との直接対決は、敗れれば混戦の昇格レースから脱落することを意味していた。この日13時開始のゲームで6位・山形が負けたため、勝てばプレーオフ圏に復帰。一方では9位・札幌が湘南を下しており、勝たなくてはさらに順位を下げることになるという切迫した状況で、生き残りを懸けた一戦は始まった。
負傷者が続出した大分は急遽、5つのポジションで戦力を入れ替えて工面。同じく離脱者が多く、ここ2試合で7失点している岡山も、4人の先発メンバーを刷新して相手の意表を突きつつ、得意のハイプレスを封印して自陣に堅固なブロックを築いた。
主導権を握った大分は、…