今季ここまでに記録した得点数は『8』。前半戦で出番が限られていたことを差し引いても、決して“量産”と言える数字ではないだろう。だが、森本の貢献度は数字だけでは測れないモノがある。
最終ラインの裏を狙ったロングボールを交えて相手を押し下げながら攻撃を構築する現在の千葉にとって、ロングボールが相手に脅威を与えなくては意味がない。その要件を満たすのが森本というわけだ。ボールに猛然と食らい付く背番号11の姿が相手DFに与える恐怖は、想像に難くない。周囲とのコンビネーションから抜け出すことも可能な森本の存在によって、チームの攻撃はシーズンが終わりに近付くに連れて加速度的に洗練されてきている。
その証左とも言えるのが…