Feature 特集

アギーレのニュー・チョイス 6人の男たち/日本代表

2014/11/7 11:09 0

◆ごく当然の選出と言えるG大阪の三人

遠藤(右)と今野、東口とともに、実力は十分だ



 あくまでも日本最高の選手たちで構成されるのが日本代表の定義ならば、G大阪から選ばれた三人の顔ぶれはごく当然の選出だ。

 宇佐美貴史の代表選出の有無が話題になっていた先月、長谷川健太監督は「ヤット(遠藤保仁)とコンちゃん(今野泰幸)も十分やれる」と予言めいた発言を残していた。

 中断明け後のリーグ戦の快進撃を陰で支えているのが遠藤と今野のダブルボランチだ…

◆アジア連覇には彼の力が欠かせない DF 内田 篤人

けがから復帰後、コンディションは上昇中



 シャルケ加入後4人目の監督となるロベルト・ディ・マッティオの就任以降、全試合にフル出場して早くも厚い信頼を勝ち得ている内田の存在を、ハビエル・アギーレ監督が気に掛けていないはずはなかった。現在もテーピングを巻いたままでのプレーが続いており、欧州CLも並行して戦う過密日程の中で状態は完璧とは言えない。しかし、戦線に復帰してから順調に調子を上げているという事実がアギーレジャパン初招集を後押しした。

 復帰はいかにも内田らしかった…

◆今季はリンクマンとしてプレーMF 乾 貴士

リーグ戦では10試合中8試合に先発



 出場機会を得られず燻っていた昨季から一転、復活を果たしていた乾貴士が日本代表に復帰した。今季はここまで公式戦11試合に出場。まだゴールはないが、二つのアシストを記録している。かつてブレーメンでミクー、ジエゴ、エジルといったトップ下を次々と育てたシャーフ監督が今季からフランクフルトを率いており、スピードと技術があり監督好みとも言える乾が重宝されている形だ。現在チームは不調に陥っており、メンバーの入れ替えもあった1日の試合では今季初めて出場機会が得られなかったが、指揮官からの評価は依然として高い…

◆絶好の時期での招集 FW 豊田 陽平

2日のJ1第31節・神戸戦でJ1・3年連続15ゴールを達成



「目指すべきところだと思うので、しっかりやるというスタンスは変わらない。だけど、ぼくの意思の中で『(日本代表に)絶対にいま(入る)』というふうには思っていない」。アギーレジャパンの初陣に向けたメンバー発表が行われた8月下旬、そのリストに名前がなかったことを豊田自身は冷静に受け止めていた。その根底にあったのは、『鳥栖でのプレーあってこその自分』という思いだろう。夏場、首位に立ちながら突然の監督交代劇となった鳥栖は苦しい状況にあった。また、豊田自身もゴールから遠ざかっていた。その状況下では、彼の意識の中に代表という文字が入り込む余地があるはずもなかった…

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