
今季で川崎Fとの契約が切れるためその去就が注目されていた大久保だが、川崎Fへの残留を決意した
「クラブスタッフもそうだけど、選手全員がホッとした」(庄司強化部長)
前節・清水戦(2●3)は終了間際に失点し、自ら優勝の可能性を狭めてしまった。試合後、小林は「不甲斐ない試合ばかりを見せていて申し訳ない」と語り、中村は「負けた以上何も(タイトルについては)言えない」と唇を噛んだ。そしてその翌日、浦和が横浜FMに勝利したことで川崎Fのリーグ優勝の可能性が完全に消滅。今季の無冠が決定した。
「今年こそは」。選手だけでなく、スタッフも、サポーターも、川崎Fに関わるすべての人がその思いを持って歩んできたが、その夢も叶わぬモノとなった。さらに、中村が右足を負傷し戦線を離脱。重なる悪いニュースがチームの空気を重くさせていた。
しかし、ここにうれしいニュースも飛び込んできた。大久保嘉人の残留だ…