熾烈なるプレーオフ圏争い。見据えるのは勝ち点3

■ジュビロ磐田
ホーム・ヤマハでリーグ5試合ぶりの勝利を
　前節のアウェイ・群馬戦は1-1のドロー。土壇場で追い付かれた磐田だが、J1昇格プレーオフ進出をほぼ確実なモノにした。それでも「やることは同じ」と名波監督。「2連勝してプレーオフを迎えたい」（同監督）と、今節に臨む。プレーオフも見据えたリーグ戦の残り2戦。指揮官は選手たちをうまく“刺激”し、チーム作りを進めている。オフ明け11日の練習を午前、午後の2部練習から午前のみの1部練習へ変更。「メンタル面を考慮した」とその理由を説明した。
　勝てば自力で4位以内を確保することができる。また、4戦未勝利という現状を踏まえても、やはり勝利が欲しい。「プレーオフへ向けても大事な試合。波に乗りたい」と闘志を燃やすのは松井。経験豊富なMFは…

■モンテディオ山形
ハイプレス＋速攻。山形が目指すは先行逃げ切り
　J1昇格プレーオフ進出を懸けた熾烈なレースが続く中、前節で山形が見せた勝ち方は、“ミラクル”の薫りをたっぷりと漂わせるモノだった。
　6位と勝ち点2差の7位で福岡と対戦した前節は前半から攻め込みながらも得点が奪えず、後半に先制を許す展開。しかし、83分と86分のゴールで劇的な逆転勝利に結び付けた。また、同時刻にキックオフされた6位・大分は後半ロスタイムに2失点し、水戸に逆転負けを喫し、勝ち点4差の5位・千葉も敗戦。さらに山形を僅差で追っていた札幌と京都もドローに終わった。これで山形は6位に再浮上し、まさに“ 独り勝ち”状態。ただし、ミラクルの余韻に浸り過ぎれば、…