先制されるイヤな展開も、慌てることなく逆転
試合開始の段階で山形と大分がすでに勝ち点3を得ており、千葉は負ければJ1昇格プレーオフ圏外にまで順位を落とす可能性があった。その影響があったのか、序盤はやや低調な出来となり、関塚監督は「もう一つエンジンがかかるのが遅い」と振り返る。特に攻撃面ではペナルティーエリアに侵入する前にミドルシュートで終わることが多かった。結果的に具体的な脅威を与えられず、富山からすると「そこに対しては正直、イヤなモノはなかった」(安間監督)という状態が続いていた。
後半に入って千葉の戦いも修正され、前半よりもチームとして崩し切るトライが増加。ようやく本来の形を取り戻し始めたが、ここで生まれたスキを突かれて53分に富山に先制点を奪われる。直後の55分にも似た形からピンチを迎えたが、…