■ベガルタ仙台
力を集結させ、残留をつかみ取る
仙台は総力戦でC大阪に挑む。
前節・G大阪戦(1△1)では途中出場の柳沢、ハモン・ロペス、佐々木が活躍して同点ゴールにつなげた。「自分も含め、出られなかった選手もみんな、いつでも出て仕事ができるように良い準備ができた実感があった」と角田が話すように、仙台の選手たちは先発もベンチも関係なく刺激を与え合っている。
中断期間もこの流れは続く。そしてそこに負傷から復帰した選手たちが加わった。今週、右ひざの手術をした二見以外の全員が練習場にそろい、C大阪戦に出られる状態に仕上げようとしている。
特に大きいのが、…
■セレッソ大阪
敵地で“奇跡”への第一歩を踏み出す
今週、オフ明けの18日の練習では、前節・甲府戦(1●3)後、しばらくチームを覆っていた悲壮感は消え、本来C大阪が持つ明るい雰囲気に包まれていた。今節の結果によってはJ2降格の可能性があるチームにはとても見えず、「良い意味で開き直る」(山下)という意識が全体に浸透している。
戦い方も大きく変えることはない。「仙台の情報は与えるけど、相手どうこうより、自分たちがやってきたことを表現したい」と大熊監督が話すように、守備でのプレッシングと、奪ってから縦に速い攻撃が基本軸となる。…