選手交代で明暗。G大阪、長谷川采配がズバリ
勝てば優勝。
ともすればプレッシャーを受ける状況だったが、浦和はむしろ何かから解き放たれたようなプレーを見せた。慎重な戦いが続いた前々節・鹿島戦(1△1)、前節・横浜FM戦(1○0)とは異なり、今季最多の56,758人の観衆を背に攻守の切り替えが速く、ラインを高くして全体をコンパクトに保つ。それは試合前に確認した、今季の浦和の良さだった。一方、負ければ優勝の可能性が完全についえ、引き分けでも優勝が苦しくなるG大阪は球際で激しいプレーを見せるなど、この一戦に懸ける気迫を感じさせた。
序盤は一進一退の攻防が続いたが、徐々に浦和がボールを支配し、ゴール前に迫る回数を増やしていく。さらにG大阪の脅威である2トップ、宇佐美とパトリックを守備陣が集中して封じた。後半早々の56分には梅崎に代わってマルシオ・リシャルデス、64分には平川に代えて関根が出場。比較的早い時間帯での二枚の攻撃的選手の投入は、…