圧倒的支配。しかし、名古屋を崩せず引き分けに
「『引き分けで良いと思わないでくれ』ということを試合前に伝えた」(大榎監督)という、勝ち点3を取りに行く試合。清水は先制を許すものの、2-2の同点に追い付き、しかも一人多い状況で試合を支配したが、90分にヤコヴィッチが退場となった瞬間、その目標もついえた。
清水にとっては苦しい試合展開だった。21分、名古屋は、闘莉王のロングボールから田鍋が最終ラインの背後を取ると、飛び出してきたGK櫛引より先にボールに触り押し込んだ。この一発にはやられたものの、内容に問題があるわけではなかった。30分、GK楢﨑にバックパスが渡ると、すかさず高木俊がプレッシャーを掛ける。キックミスを誘発し、ボールを拾った竹内が素早く前線へ。これをノヴァコヴィッチが決めて同点に追い付いた。51分にCKから永井に頭で決められ、またしても追う展開になったが、…