アクシデントにも集中を切らさず。J2での5年間で最高の順位
千葉にとっては、さまざまな逆境を乗り越えるテストのような試合になった。
立ち上がりこそ左サイドを起点に攻める姿勢を見せていたが、讃岐の素早く粘り強いプレッシャーの前に少しずつリズムを失っていく。自分たちのリズムで試合を進められない展開はこれまでも課題となっていたが、サイドからのシンプルなクロスを交えることで相手を横に広げるトライも見せるなど、対応力の向上も見られた。
そんな状態で迎えた28分にアクシデントが発生する。讃岐・藤井航との接触で森本が意識を失い、救急車で搬送される事態となったのだ。選手たちの精神的なショックは小さくなかったはずだが、…