スタジアムが藤色でなく、ゼルビアブルーに染まった。藤枝総合公園サッカー場を埋めた2,615人のうち、逆転昇格を信じて駆け付けたアウェイサポーターたちが、ざっと3分の2を占めていた。
町田が“実質ホーム”の声援を背に、序盤から藤枝を攻め立てる。28分にはMF遠藤のミドルがバーを叩き、37分、45分とFW鈴木孝が際どいシュートを放った。「押しながらも点を取れない試合展開」(相馬監督)で迎えた68分、MF鈴木崇のFKが藤枝・大石の右足に当たってコースを変え、これが決まって町田が先制。終盤はセットプレーからのピンチもあったが、シュート20本と圧倒して勝ち点3を得た。
今季の町田は…