冷静な試合運び。当たり前のことを当たり前にやって、鹿島が勝利
勝たなければいけない状況に追い込まれている相手の心理を考えながら、冷静に試合を運ぶ。試合前にトニーニョ・セレーゾ監督から叩き込まれた戦い方を、鹿島の若い選手たちは当たり前のように遂行した。
立ち上がりは、人数をかけて攻めるC大阪を受けて立つ。「ガンガン来たので受けたところはあった」と左SB山本。SBが攻撃を自重して守備の陣形を保ち、相手が攻めてきたところでボールを奪いカウンター、というセオリーどおりの戦いを選択した。
15分過ぎから相手の前への勢いが止まると、今度は小笠原と柴崎のパス交換でポゼッションを握る。C大阪の選手たちを守備のときも走らせ、真綿で首を絞めるように少しずつ相手の守備を分断していった。そして33分、素早い攻撃からチャンスを作ると、…