「僕らは1年間通してたくさん積み上げてきたモノが今日は報われなかった。鳥栖さんのほうが1年間積み上げてきたモノが大きかったのかな、と思う」。今季の鹿島躍進を象徴する一人である土居がうつむきながら試合を振り返る。最後の最後で、思ったような試合ができなかった。
G大阪が引き分け、浦和が敗れるという上位2チームの結果は、逆転優勝のシナリオに願ってもない展開だった。1点でも入っていれば鳥栖の心を折ることができたかもしれない。赤﨑や遠藤のシュートが決まっていれば、という思いもある。しかし、その力があるのならそもそもターニングポイントとなる試合を落とすことはなかったはず。G大阪、柏に連敗。浦和との直接対決も引き分け。それもホームゲームで。10敗のうちホームで7敗しては、厳しい結果が待っているのも当然だった。
「こういうときに…