展開を一気に変えた、伏兵の今季初得点。寒空の下に響く“完敗”の2文字
身を粉にしてチームのために戦う。4位に滑り込めばACLへの道が拓ける可能性に懸けた鳥栖の選手たちが、ピッチを駆け抜けた。
試合がまだ落ち着かない6分という時間に、高橋が先制点を挙げる。安田のクロスを斜めに走り込んだ池田が落とすと、そこに走り込んだ高橋が強烈なハーフボレーをゴールに突き刺す。伏兵の今季初得点が試合展開を一気に変えた。
逆転優勝を目指す鹿島はこれで3点が必要な状況に。ところがブロックを築く鳥栖の守備は堅く、サイドで起点を作ろうとすれば鳥栖のパワーにことごとくつぶされる。それを避けるためパスを探すようになるとリズムは消え、クサビが入るのを待ち構える鳥栖の中盤にインターセプトされる場面が増えた。イライラを募らせた選手が逆に警告を受ける。鹿島にとっては最悪の展開となった。
後半、…