浦和の悪癖再び。先制するも、名古屋の2発に沈む
呆然と立ち尽くす者。ピッチに倒れ込む者。号泣する者。今季最後の埼スタのピッチには、悲しさや悔しさがあふれた。浦和は、優勝に手が届かなかった。
G大阪が引き分けた場合は勝ち、負けた場合は引き分け以上で浦和の優勝が決まる条件で迎えた最終節・名古屋戦。53,091人という今季3番目の観客の中でキックオフを迎えると、開始早々の2分、柏木のCKを槙野が合わせて浦和が幸先良く先制する。しかしその後はペトロヴィッチ監督が「慎重になり過ぎた」と話したように、ボールを支配しながらも浦和らしい攻撃を展開できない。むしろ前線からプレスを掛け、田口を中心に裏を突いてカウンターをしかける名古屋がボールポゼッション以外では優位に試合を進めた。
それでも…