大宮、会心のゲーム。これが大宮のサッカーだ
これまで抱えてきた苦悩や葛藤をすべてなぎ払うかのような、会心のゲームだった。
大宮は立ち上がりから決定機を量産した。3分に橋本のシュートがポストを叩いた場面を筆頭に、6分、8分、13分とズラタンが立て続けにチャンスを迎えると、21分に試合が動く。相手DFのクリアを拾った今井が家長にボールをつなぐと、そこから前に出たズラタンへ。ドリブルで一人かわしたズラタンが中央に折り返すと、後方から走り込んだ金澤が右足で合わせたボールはゴールへと吸い込まれていった。2トップの一角がサイドに流れてチャンスメークする形が機能し始めていたところに、金澤のランニングがピタリとハマった。“大宮の象徴”が決めた先制弾は、残留への機運さえ感じさせた。
その後も…