「ここぞの攻撃力」。課題を胸にFC東京は進みだす
締まった試合。そう言えば聞こえはいいかもしれないが、言い方を変えれば、それほど盛り上がる場面が少なかった90分間でもあった。お互いに守備が売りのチーム。14年の最終戦も、1-1と最少得点を取り合っての引き分けで“らしく”終わった。
FC東京は今季、守備をベースにしたサッカーに方向を転換。その結果、昨季よりも失点数は14点減少した。今節1失点は喫してしまったが、総失点も『33』と1試合平均1点を下回る結果に。「今季は11試合で無失点だった。データだけで言えば、上位4つに入れるモノである」とマッシモ・フィッカデンティ監督も胸を張った。
ただこの試合も含めて、結局うまく得点を加点していけないことが、最後まで今季の青赤を苦しめた。総得点数もリーグ6位タイ(暫定)と極端に少ないことはないが、注視すべきは効率的に得点を取れなかったこと。これに関して指揮官も…