的確に、確実に、決める。宮阪が狙い続けたセットプレーのチャンス
11月30日のJ1昇格プレーオフ準決勝・磐田戦(2○1)で負傷したディエゴのコンディションは先発でプレーできるまでに戻っていた。決勝・千葉戦にも間に合ったが、この日先発で1トップに入ったのは、これが約3カ月ぶりの公式戦出場となる林だった。この間ベンチ外も多かったが、「腐らずにトレーニングをやっているからこういうチャンスがもらえた」(林)と研さんを積んできた。林は試合前日のトレーニングでも足元のボールを軽快にさばくなど、トップフォームに近い状態に仕上がっていた。しかし、試合が始まってみると山形の前線のトライアングルは、ディエゴがいるときほどの機能性を見せなかった。
互いにロングボールが多い展開も影響したが、山形は前線からのプレスがハマらず、スピーディーで切れ味鋭いカウンターを繰り出せない。また、…